気管支サーモプラスティ治療(以下、BT治療)から4ヶ月経った現在、体調はいかがですか?
歩行時の息切れがなくなり、行動範囲がグッと広がりました。息苦しさがなくなったことで日常生活のストレスも軽減されたように思います。
毎年7月は発作が出ることが多かったのですが、BT治療後の今年7月は、格段に体の負担が少なかったですね。ここ数年で一番楽な7月でした。
BT治療を勧めていただいた主治医の先生には、とても感謝しています。
BT治療前の喘息(ぜんそく)の状態について教えて下さい。
50代の頃から年に2〜3回息苦しくなることがあり、60歳前後から喘息の治療を開始しました。
私の場合、2月、7月、11月に発作が起きることが多く、62歳の7月には喘息治療のため3週間も入院したんです。
痰が頻繁に出ること、息苦しいこと、そして夜間の症状が辛かったですね。
主治医の先生からBT治療を勧められたそうですね。治療を受ける前に心配事はありませんでしたか?
はい、前回発作を起こして入院した時に、主治医の先生からBT治療について説明を受けたのがきっかけです。
8年間診てもらっていて、とても信頼している主治医の先生が推奨する治療法だったので、悩むことなくBT治療を受けることにしました。
定年退職後なので、スケジュールの心配もありませんでしたし、妻も「受けてみるのもいいんじゃない?」と応援してくれました。
実際のBT治療はいかがでしたか?
2月前半と後半、3月中旬に合計3回の入院でBT治療を受けました。
1回目は鎮静剤が効いてほとんど意識がなかったのですが、2回目と3回目は医師の会話が聞こえる程度に意識はありましたね。
1回目は治療後に呼吸機能がなかなか上がらず、退院が延びてしまいました。
2回目と3回目は、気管支鏡が喉にあたるため、咳き込んだ事を覚えています。
3回目の治療を受けてからは呼吸機能検査の数値が改善しました。
入院中、妻が毎日お見舞いに来てくれたので、寂しい思いはしないで済みました。
BT治療を受けてよかったですか?
そうですね、よかったですね。
治療後は痰がかなり少なくなり、喘鳴や息切れも以前より軽くなっています。息苦しさがなくなったことがメリットとして大きいですね。
心理的にも、喘息に対する不安が軽減し、安心して生活できるようになったと感じています。
プロフィール
賢治さん(仮名)
69歳 男性 既婚
60歳前後から喘息の治療を開始
2015年2月〜3月、BT実施
取材:2015年7月
当インタビュー記事は、患者様の個人的な感想で、全ての患者様の症状が同じように改善することを保証するものではありません。